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正しい入れ歯(義歯)の清掃方法

「入れ歯の臭いが気になる」こんな悩みを持っている方は多いのではないでしょうか。この記事では、「入れ歯の臭いの主な原因」や「入れ歯の管理方法」を中心に紹介します。

 

 

入れ歯(義歯)の臭いの原因は口腔内細菌

 

入れ歯の臭いの原因は、入れ歯に付着した口腔内の細菌です。虫歯菌や歯周病菌、カビ(真菌)などです。実は、入れ歯も歯と同様、歯垢(プラーク)が付着します。

 

入れ歯に付着した歯垢のことを、「デンチャープラーク」といいます。入れ歯に付着した歯垢にも沢山の細菌が潜伏しています。デンチャープラークは1日で形成されてしまうので、入れ歯の日々の清掃が大切です。デンチャープラークを放置してしまうと、細菌が繁殖し入れ歯の臭いの元になります。

 

また、入れ歯に沢山の細菌が付着したまま食事をすると、日本人の死因TOP5に入っている誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)のリスクが上昇します。入れ歯の歯垢を取り除くことは、入れ歯の臭いを無くす以外に、誤嚥性肺炎の予防につながることが考えられます。頭の片隅にぜひ入れておいて下さい。

 

 

 入れ歯(義歯)は義歯ブラシで先に磨く必要がある

 

日常で使っている入れ歯を寝る前に入れ歯洗浄剤に入れている方は多いと思います。入れ歯洗浄剤の使用方法はメーカー毎に若干異なりますが、「入れ歯用のブラシ(義歯ブラシ)で磨いてから、洗浄剤に浸けてください」といった但し書きがあると思います。

 

理由としては、入れ歯を洗浄剤に浸けるだけでは、入れ歯にこびり付いた歯垢がキレイに除去できないからです。入れ歯を磨かずに洗浄剤に浸けた後に歯垢検出液で入れ歯を染め出しすれば、赤や青に染め出された歯垢がびっしりとくっ付いているかもしれません。

 

義歯ブラシで磨いた後、入れ歯洗浄剤へ

 

正しい入れ歯の清掃方法を紹介します。

・入れ歯を義歯ブラシで毎日しっかりと磨く。

・メーカーの指示書通り、入れ歯洗浄剤に浸ける。

・洗浄剤に浸けた後は水に浸ける。

 

繰り返しになりますが、入れ歯を清潔に保つために、入れ歯を義歯ブラシで磨いた後、入れ歯洗浄剤に入れるように心がけましょう。

 

ちなみに、歯ブラシで入れ歯を磨くのは止めましょう。歯ブラシの毛先が硬すぎて、入れ歯の表面に傷が付き、傷に歯垢が付きやすくなるためです。

 

上記のように入れ歯を管理しても入れ歯の臭いが気になるなら、他に原因があるかもしれませんので、歯科医院でチェックしてもらいましょう。

 

入れ歯(義歯)の清掃方法 まとめ

 

入れ歯も歯と同様、毎日磨いて綺麗にすることが大切です。義歯ブラシで入れ歯を磨かずに入れ歯洗浄剤に入れても、入れ歯にこびり付いた歯垢をキレイに除去することは難しいです。

 

歯科医師の指示が無い限りは入れ歯を義歯ブラシでしっかりと磨き、就寝前に入れ歯洗浄剤に入れ、水に保管するようにしましょう。入れ歯に細菌が沈着することもなく、清潔に保つことができ、臭いの原因を経つこともできます。

 

詳しい入れ歯の管理方法を知りたい方は、かかりつけの歯科医院を受診した際に相談することをおすすめします。歯科医師や歯科衛生士があなたの疑問に丁寧に回答してくれるでしょう。

 

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